STRANGER

関西在住のカメラ好きです。日々、好きなもの、気になるもの等を色々と書き綴っております。

私がX-T2を選んだ理由

どうも、管理人のTaka.M(@KING_ROCK_HIM)です。
もし、Twitterからお知り合いになれた方は、"ひむひむ"の方が分かり易いとは思いますが、ややこしくて申し訳ありませんが、宜しくお願いします。

そうそう、「X-H1に搭載されているフィルムシミューレション"ETERNA(エテルナ)"が、X-T2にも対応しないかな?」というのを前回の記事の末尾で少しだけ触れていたのですが...。
その前回の記事▼ stranger911.hatenablog.com


んで...どうやら、ネット上の記事を読んでいたら、その可能性はある様ですね。
(誤解を恐れず凄くザックリ言えば)X-T2の動画性能面強化と手振れ補正等を積んだ機種がX-H1なので、おそらく出来なくはないんでしょうね。
スナップ等の用途に向くX-Pro2、汎用性の高いスチル向きのX-T2、より映像向きのX-H1という立ち位置なのでしょうか。 www.dmaniax.com

個人的にカメラに求める条件

さて、そんな話題から始まった今回の記事ですが、前回の記事で お話しさせていただいた通り、今回は私がFUJIFILM X-T2の購入に至った経緯を出来る限り簡略化してお話ししたいと思います。
今回は、かなりテキスト中心の内容になっています。後で、隙を見て、ちょこちょこ挿絵しておきます。

重要視した点

まずは携帯性と堅牢性が個人的には最重要項目でした。
基本的には常時持ち歩くつもりだったので、携帯性は大きな要点のひとつでした。
そして、同じく、携帯する頻度が高くなることもあり、同時に重要項目となったのが堅牢性でした。
今まで使っていたNikon機も非常にタフではあったのですが、割と早い段階でズームレンズ側に砂埃が入ったと思われるのですが、結果的に故障してしまったんですね。
本体が壊れた訳ではありませんが、運悪く故障してしまった事で、何となくですが、防塵性能を強く意識する様になりました。
これは、念の為に書いておきますが、あくまで私の使用用途の問題であり、Nikonさんのレンズが駄目等という話しではありません。

この段階で一眼レフ機が、携帯性という面により除外される流れになり、ミラーレスカメラ機に大きく絞られる事になりました。
グリップ等は一眼レフ機の方が、しっかりとしたホールド性を持った機種が多くラインナップされているので、それはそれで良いのですが、私の場合、バルナックライカを使っていたので、そこまでグリップ性能の高さは必要事項ではありませんでした。
持ち歩く時に、グリップがあれば、引っ掛ける感じで持てるので楽ですけどね。

ここから先は、高感度耐性、画素数、操作性、デザイン etc. といった、主に機材の性能面比較が始まりました。

迷走する機種選択

幸せな悩みと言えば、そうなのかも知れませんね。
当然ながら、購入するにあたっては資金も必要となりますので、現実的かつ汎用性に優れた機種選択が必要となりました。

レンズの性能や資産運用等、そして、機種性、携帯面から、OLYMPUSのPEN-F及びOM-D E-M1 Mark IIも候補に挙がりました。
非常にコンパクトでありながら、素晴らしい描写を魅せるOLYMPUS機は魅力的でしたし、「この機能便利!」と思わせる様なものが盛り込まれておりましたので、かなり悩みました。
しかし、最終的に価格面での折り合いがつかなかった事と、量販店等で散々触らせて頂いた中で、発色がイマイチ合わなかった事と、使い易い様にカスタムしてはみるものの、最後まで操作性が個人的に合わないと感じたのが、OLYMPUS機を選択しなかった最大の理由です。

OLYMPUS機と同時並行して機種選択の対象となっていたのが、FUJIFILMのX-Pro2とX-T2(X-T1も入ってました)でした。
ネット等では、X-T20が当時では1番賢い選択と言われていましたね。
私は賢くないので、X-T20は選びませんでしたけど(苦笑) まぁ、確かにX-T20は非常に良く出来た機種であり、確かに選択肢としては十分あり得るものでした。
しかしながら、防塵防滴対低温が無く、軍艦部のダイアルがISOではなくシーンモードが採用されていたのが気になって選択から外しました。
設定をすれば代用も可能ですし、ターゲットとしている層を考慮すれば間違いないデザインであるとは思いますので、完全に私の好みの問題です。

実際、X-T20のシーンモードがISOダイアルよりも優先順位が高くて購入された方も居られます。
何より、あのコンパクトなボディで、性能面では上位機種と同等な上にタッチパネル等の新機能も加わっているのですから、あの時期に選択するカメラとしは非常に魅力的な機種でした。

私が機材に求めるものが、デザインや使用感(フィーリング)重視な性分もあるのですが、X-Pro2が非常に魅力的で、本当に最後の最後まで悩みました。

最終的にX-T2を選んだ理由は、レンジファインダー機はバルナックライカを所持していた事と、X-T2の3方向チルト液晶でした。
スティック式のレバー操作が便利だった事もありますが、自分の中での優先度は然程高いものではありませんでした。
スティック式のレバーは、あれば便利なので使いますけど、そこまで重要視したポイントではなかったですね。

自分がバルナックライカを使っていた経緯から、新たに買う機材のデザイン的にも、使用感(フィーリング)についても、FUJIFILMの この2機種が最終的に残る形になりました。
しかし、デザイン面を考えていると、前述したOLYMPUSが、PEN-Fを発売してきたので、私的に三つ巴の闘いになりました。

発色

そして、OLYMPUS機とFUJIFILM機を比較しながら悩んでいる時期に、本当に幾度となく実機を触らせて頂いたのですが、前述した操作性に加えて、写し出される絵(発色)が、どうしても、FUJIFILM機の方が個人的に好みであった事が大きな決め手となりました。
そして、その絵(発色)に関しては、実際に使い始めた今になって、FUJIFILMを使っている上で、より強いパーセンテージを占める理由になっております。

同センサー機の印象の違い

ただ、購入するに前に、様々なサンプル写真を含めて、海外ユーザーのサンプル等を含め、色々と比較していたのですが、X-Pro2とX-T2で写し出される絵の雰囲気が少し違う事が、自分の中で、ずっと気になっていました。

この2機種は同じセンサーであるにも関わらず、同じレンズを使用している場合でも、何故かX-Pro2の方が自分好みの絵を描き出していたのです。
サンプル写真を眺めていて、「おっ...」と思う写真の大半がX-Pro2でした。

X-Pro2を使用している方にも色々と聞いてみたりもしたのですが、明確な回答には辿り着かないままでした。

あるFUJIFILMユーザーの方曰く、「X-Pro2ユーザーに比べ、X-T2ユーザーの方が、まだ、理想的(この2機種から写し出される絵の違和感を埋める)設定を導き出せていないのでは...」という意見がありました。

しかし、FUJIFILMが公式で出されているX-T2のパンフレットに使用されている写真についても、私同様に、その発色や質感の違いを指摘する様な声があったのも事実なので、果たして機種設定だけの問題なのかは未だ分かりません。

雑感

今、私は結果的にチルト液晶と汎用性の面等からX-T2を使用する事になり、4ヶ月が経とうとしております。
購入前に感じていた両機種の違和感を自分で埋める為にも、RAW現像の時に試行錯誤をしたりもしております。

また、それとは別に、単純にX-Pro2への憧れの様な感覚も持ち続けております。
やはり、あのデザインは純粋に好きなので、機会があれば、X-Pro2も所有してみたいと考えております。
なかなか実際に所有するのは難しい状況ではありますが、本当に魅力的な機種のひとつだと思っていますし、あのスタイルは私的にツボなので...(笑)

単純に"所有したい"というだけで、機種を語り出すとキリがありませんが、今日現在存在するカメラに様々な魅力がある事は幸せな事だな...と、感じる今日この頃です。